初心者にもお勧め御岳渓谷!ボルダリングの登竜門【忍者返し】に挑戦!
関東のクライマーたちはお世話になっているだろう御岳。先人たちが開拓してくれたおかげで、数々の課題が残されている。
今回はそんな御岳に遊びにって来た。特に川沿いにある忍者返しの岩を中心に遊んできたので、今回はそのレポートをする。
御岳に行こうかと考えているクライマーは参考にしてもらいたい。
御岳が開拓されていた時代はまさかの40年ほど前
御岳ボルダーは関東在住のクライマーたちにとってとても親しみのある場所だろう。
駐車場があり、低グレードから高グレードまでの課題が揃っている。岩までのアプローチもよく、初めて外岩にいくクライマーたちにおすすめできる場所だろう。
そんな岩場が開拓されたのはなんと1982年になるという。今から約40年ほど前だ。私はまだ生まれてすらいない。そう考えると、歴史ある岩場だといえるだろう。
特に忍者返しの岩には名課題が多く、「忍者返し」1級(池田功初登)はすべてのボルダー課題の基準とされていた。ネットの情報なので正確なところは分からないが、「忍者返し」は1982~83年に初登。当時三段とされていた「蟹」(二段)は草野氏に初登されたのが1994年。同じく草野氏によって「虫」(三段)が1996年に初登されている。
25年ほど前のトップクライマーたちによって成し遂げられていると考えると、3段を登る自分はクライミングの最前線から約25年も遅れていることになるのかもしれない。
この25年でボルダリングのグレードはかなり押し上げられた。世界を見渡してみるとV17(六段+)が提唱されるほどにまでなっている。
七段の領域に突入するのもそれほど遠い未来の話ではないのだろう。
忍者返しの岩たちの名課題たち
忍者返しの岩における名課題の1つは「忍者返し」だろう。上級者への登竜門として多くのクライマーたちに親しまれてきた課題だ。初段を黒帯とするなら、この課題が登れてようやく黒帯への挑戦権を獲得できることになる。
しかし、2018年にチッピングがされてしまったことで以前の課題が消滅してしまった。
私は以前に忍者返しを登っているので、チッピングがされたと言われている部分を確認してみたところ、1級のグレードとするにはとても悪くなっている。
「チッピングされた岩を登ることでチッピングを容認してしまうことになりかねない」という指摘もあるため登攀することは控えたが、既存課題がなくなってしまったことに深い悲しみと心苦しさを覚えた。
私が初めて外岩へ連れて行ってもらったときに先輩クライマーに「この課題はやっておいたほうがいい」と言われて挑戦した課題であるため、個人的には初心を思い出す岩なのだ。
主な成果
今回は、友人と3人で出かけた。
↓友人A↓
↓↓友人B↓↓
目的とする課題はそれぞれ違うが、忍者返しの岩にそれぞれの目的課題があるということで、私は彼らについていった。
アップもほどほどに「蛙」を触ってみると、かなり悪い。「この課題は今日は無理だなー」と思い、とりあえず各パートごとに練習していた。バラシではできるが、つなげるのは少し難しそうだった。日中はそれなりに暑く、岩の状態もそれほどいいとは言えなかった。ベストなシーズンはまだ先なのだろう。だから、「今日は、こんなもんだろう」と思っていたが、その矢先に友人が登ってしまった。
↓↓友人の完登動画↓↓
クライミング歴約4年の大学生だ。私は焦った。何も登れずに帰るのだけは避けたいという気持ちよりも、マウントを取られたくないという思いが先に湧き上がってきた。何を言われるか分からない。帰りの車の中でネチネチと言われるのは嫌だ。
その一心で挑んだ次のトライで、自分でも信じられない力が出せて完登できた。帰りに、その友人にはアイスをおごってあげた。彼が完登していなかったら、私は多分登れなかっただろうから。
人間、追い込まれると信じられない力が出せるものである。
結果として、友人と私は蛙(三段)を登ることができた。肺魚(二段)をフラッシュすることもできたのでとても満足し、豚骨ラーメンを食べて帰った。昼飯を食べていなかったので、濃厚なスープがとてもおいしかった。
外岩で二段をフラッシュしたのは初めての経験だったため、ゆっくりとではあるけれど、成長できているのかなと感じた。
御岳渓谷について
御岳渓谷は東京都青梅市にあり、最寄り駅はJR青梅線御岳駅。
御岳駅前の河川敷にいくつもの岩があり、各岩に課題が存在する。車でいくなら青梅街道か吉野街道を進んでいくといいだろう。
御岳駅周辺は観光地であることを十分に配慮して行動してほしい。トラブルがあると登攀禁止になってしまう恐れがあるからだ。
まとめ
今回は本当に久しぶりに御岳で高グレードを触ってきた。4年前に「虫」(三段)を登ったことがあったが、その課題もチッピングにあって課題が変わってしまった。
悪天候により岩がかけてしまうことや岩自体が流されてしまうこと、下地が変動してしまうことはたまにあるため、悪意を持った人為的な行為ではなくとも課題が消滅してしまうことはあり得る。いつまでもそこに岩があり、課題があり続けるとは考えないほうがいいのかもしれない。
A.捨ててしまう
B.リペアしてもらう
もちろんこちらに関してはA/Bどちらの選択でも問題ありませんが、なるべくならBを選択してもらいたいです。クライミングシューズのリソールは可能です。
あまりにもアッパーの状態が悪ければ捨ててしまっても良いのですが、アッパーの状態が良くてまだまだ履けそうであれば、ソール交換を施すことが可能になります。
是非ともこの機会に自分のお好みのラバーを使用してソール交換をしてみませんか?
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