クライミングリソールで選ぶソールは何がお勧め?ダボス社ラバーとヴィブラムラバー徹底比較!
クライミングシューズがへたってきたときにリソールを考えてみる人は多くいるのではないでしょうか。
靴自体はまだまだ使えるからこそ、ソールだけを交換することができれば新品を買うよりも安くすますことができます。
しかし、気になるのがクオリティ。
そこで今回はダボス社ラバーとビブラムソールを比較してみました。
Contents
リソール後のクライミングシューズ
今回、愛用しているフューチュラとドラゴのソールがへたってきたので、リソールをしてみました。
どちらも元々はビブラムXSグリップ2が使われているクライミングシューズですが、ドラゴはそのままにフューチュラだけをダボス社のソールに張り替えて、その性能の差を確認してみました。
フューチュラもドラゴもダウントゥシューズで、スラブにも強傾斜にも対応できる印象の靴。しかし、フューチュラはノーエッジでソールが3mm、ドラゴはソールが3.5mmの違いがあります。それを踏まえたうえでのレビューになります。
ビブラムXSグリップ2とダボス社のラバーの使用感
見た目
ビブラムXSグリップ2は黒いソールなのに対して、ダボス社のソールは黄色なのでかなり目立ちます。
この靴を履いていると色々な人から「その靴どうしたの?」と声をかけられました。
やはり、クライマーはソールの性能に興味津々なようです。「派手でかっこいいですね」という声も多く上がりました。
自分だけのオリジナルのクライミングシューズを求めている人にはかなりおすすめです。
同じ靴が並んでいても、人のものと間違えることはまずありません。
個人的な意見として、セオリーなどのヒールが黄色い靴をリソールするときに、ダボス社のソールを選ぶと統一感のある仕上がりになっていい見た目になるのではないでしょうか。
スラブでの性能差
2つの靴を履いてスラブの課題を登ってみたところ、大きな性能差は感じられませんでした。
ただ、トライ回数が多かったのはダボス社のソール。
小さなフットホールドやノーシャドーに立たないといけない場合、ビブラムXSグリップ2のほうが最後まで粘ってくれる感じがあり、スラブでの性能はややビブラムXSグリップ2に軍配があがるような気がします。しかし、ダボス社のソールでは登れないというほどの差ではありませんでした。
スラブで足が滑るかどうかは体重差がかなりでるので、もしかしたら自分の体重にあっているのがビブラムXSグリップ2のほうだったのかもしれません。
因みに私の今の体重は62~63kgといった感じ。ビブラムXSエッジが使われているインスティンクトVSはフットホールドにはじかれてしまって自分には合わなかった経験があります。なので、もし、インスティンクトVSが合っているという人にはハマる可能性が高いでしょう。
強傾斜でのクライミング
二足ともダウントゥシューズということもあって、強傾斜で足を残すことには問題ありませんでした。
動画にあるトップ取りは足を残したい場面だったのですが、切れずに残ってくれました。スローパーチックなホールドで、点ではなく面で踏む感じ。
このワンムーブはビブラムXSグリップ2でもダボス社のソールでも足を残すのは難しかったので、ソールの性能差は同じといったところ。靴の性能差よりもクライマー側の力量が問われるような気がしますね。
また、スメアリングを求められる課題を登ってみましたが問題ありませんでした。
ボテの踏み心地
最近はスラブなどでボテを踏む課題が多くなっています。コンペなどを見てみても、かなりボテが使われていて、現代クライミングはボテの対応が必須。そのこともあって、一般的なクライミングジムでもボテが多く使われています。
そこでアンパラレルの靴を履いている友人とボテ課題をセッションしてみることに。私はダボス社のソールに張り替えたフューチュラだったのですが、ボテへの対応は問題なし。友人よりも先に登れたので、ソールの性能差は感じられませんでした。
このソールはこの足位置じゃだめだなって分かる利点があります。なので、次のホールドを取りに行く前に微調整ができます。
ただ、ボテに張り付くような足裏感覚があるのはビブラムXSグリップ2でした。
ダボス社ラバーにおすすめの靴
色々な課題を登ってみて感じたことは、剛性の高い靴と相性のいいソールなのかなってことです。やわらかい靴だとビブラムXSグリップ2との相性の良さが目立ちます。
元々XSグリップ2がやや柔らかめで足裏感覚に優れるフリクション重視のソールです。
同じビブラムソールでもXSエッジはやや硬めのゴムで強い負荷をかけてもソールが負けないように作られています。
ダボス社のソールもXSエッジに近い印象を受けました。そのため、固い靴に張り付けることでソールの性能を十分に引き出すことができるように感じます。そのため、スカルパのインスティンクトVSやブースティック、スポルティバのオタキやカタナなどに使ってみるといいかもしれません。
リソールについて
リソールすると、よく靴の履き心地や足裏感覚が変わって、思うように登れなくなったと聞くことがありますが、私の場合はそんなことありませんでした。
リソールする最大のメリットは自分の足に馴染んだ靴を履き続けることができる点。新品を買って新たに自分の足に靴をなじませる必要がないまま、新しいソールで登ることができます。新たな靴を買い物とめるより値段も安い。
リソール経験のない人はこの機会に一度、試してみるといいかもしれません。
今回は【Vibram】と【Davos】のソールを比較してみましたが、その他にも【UNPARALLEL】や【SANOA】のソールもありますので、次回は他のソール比較についても記事にしていきます。
A.捨ててしまう
B.リペアしてもらう
もちろんこちらに関してはA/Bどちらの選択でも問題ありませんが、なるべくならBを選択してもらいたいです。クライミングシューズのリソールは可能です。
あまりにもアッパーの状態が悪ければ捨ててしまっても良いのですが、アッパーの状態が良くてまだまだ履けそうであれば、ソール交換を施すことが可能になります。
是非ともこの機会に自分のお好みのラバーを使用してソール交換をしてみませんか?
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