海外のクライミングと日本のクライミング業界の違いは?
クライミングのワールドカップなどを見ていると、決勝に日本人選手が出場しているところが多いですよね。
東京オリンピックでも日本選手女性2人がメダルを獲得しています。そんな日本のクライミングは海外と比べてどんなところに違いがあるのでしょうか。今回は、海外と日本のクライミングの違いについてご紹介します。
ボルダリング強豪国の日本
世界的に見ても、日本はクライミングの強豪国といえます。2022年に行われたボルダリングワールドカップでは年間成績が1位緒方良行選手、2位楢崎智亜選手、3位藤井快選手と表彰台を日本人選手が独占しています。
2023年では1位が安楽宙斗選手、3位が楢崎智亜選手とまたしても日本人選手がTOP3に2名も入っています。
ボルダリングにおけるナショナルチームの年間ランキングでは、2014年以降日本が1位になり続けています。
リードクライミングでは2019年と2022年がナショナルチーム1位。
また、2022年の選手別年間ランキングでは本間大晴選手が2位、百合草碧皇選手が4位となっており、日本の選手層の厚さがうかがえます。
クライミングが全般的に強い日本ですが、どちらかといえば、ボルダリングが圧倒的に強いイメージとなっています。
海外とのクライミングの違い
今度は日本と海外を比べたクライミングの違いを見ていきましょう。
(1)グレード表記
まず初めに触れておきたいのは、グレード表記の違いです。世界的にはデシマルグレードとフレンチグレード、USAグレードがあります。
日本特有のグレード表記として、ボルダリングでは段級グレードが採用されています。10級~1級、初段~六段と数字が変化していくごとに難易度が上がっていきます。
V10といった感じで表記されるのがUSAグレード。主にアメリカなどで使用されるボルダリングのグレード表記になります。
5.12cといった感じで表記されるのがデシマルグレード。日本では主にリードクライミングで使用されます。
他にも、7aといったように表記されるのがフレンチグレード。リードクライミングでもボルダリングでも使用されるので注意が必要です。
これらのグレードは以下の表のように比較することができます。
よく使われるグレード表記だということを覚えておくといいかもしれません。
(2)ジムの多さ
ジムの多さも日本特有のものといえるかもしれません。2000年代初頭、世界的な強豪国はフランスでした。しかし、2013年や2014年から日本の選手が世界で活躍するようになってきました。
そのあたりから、クライミングジムが増えてきたといえるかもしれません。
最初に日本で室内クライミングジムができたのが、1989年でシティロックジム大阪十三ジムになります。2008年~2009年頃には約100軒程度のジムが全国にあったようです。
2020年になるとなんと660軒を超え、2008年頃のおよそ6倍以上に。
もちろんネットで簡単に調べた程度なので正確な数値は分かりません。しかし、たった10年ちょっとでかなり多くのジムがオープンしたことは間違いないでしょう。
世界的にクライミングジムは増加傾向にあるようですが、ここまで爆発的に増えているのは日本の特徴といえるかもしれません。
(3)ホールドの数
今度はクライミングジムの中身について。
最近のクライミングジムはラインセットが流行りとなっているので、まぶし壁はあまり見なくなりました。しかし、それでもある程度の課題数が1つの壁に用意されています。
では、海外のクライミングジムはどうなのか。
欧米などのクライミングジムに行ったことのある人に話を聞いてみると、それほど密度が濃くなく、ゆとりのあるレイアウトになっているのだそう。
課題の質も日本のほうが高いと感じることが多かったのだとか。難しいムーヴを要求されたり、テクニックを求められたりする課題はあまりなかった印象だったようです。
日本でも、近年では関東を中心にジムのグレードが甘くなっている傾向にありますが、それでも課題の質は向上している印象を受けます。
ここら辺も海外との違いとして注目しておきたいポイントですね。
(4)一般クライマーの強さ
他にも、日本の一般クライマーのレベルが高いというのも特徴的なのだそう。ワールドカップ経験者に話を聞いてみると、クライミング強豪国出身ではない選手の場合、日本の一般クライマーのほうが強いこともあるのだそう。
私の知り合いの一般クライマーは外岩で5.14aを登っていました。同じ課題を女性の一般クライマーがおしいところまで登っていたのを見たこともあります。
もちろん、海外でも驚くほど強い一般クライマーはいると思います。しかし、トップ層だけが強いというわけではなく、一般クライマーの層が厚いというのも日本のクライミング業界の特徴といえるのかもしれません。
蛙三段を登る友人
まとめ
今回は、海外と日本のクライミング業界の違いについてご紹介しました。日本は世界的にクライミング強豪国。その理由は、ジムの多さや難しい課題が多いことにあるのかもしれません。一般クライマーの質が高いというのも嬉しいポイントなのではないでしょうか。
サラリーマンなのに外岩でとんでもないグレードを登る人がいるのも、納得できる気がします。
A.捨ててしまう
B.リペアしてもらう
もちろんこちらに関してはA/Bどちらの選択でも問題ありませんが、なるべくならBを選択してもらいたいです。クライミングシューズのリソールは可能です。
あまりにもアッパーの状態が悪ければ捨ててしまっても良いのですが、アッパーの状態が良くてまだまだ履けそうであれば、ソール交換を施すことが可能になります。
是非ともこの機会に自分のお好みのラバーを使用してソール交換をしてみませんか?
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