月1で全面ホールド替え!BJCのルートセッターが勤務しているジムウォルラス
雪や寒波の影響でなかなか外岩に行けないことも多いこの季節。土日の休みは普段はいかないようなジムに遠征に出かけて楽しんでいる人も少なくないでしょう。
最近は初段などの高グレードを登る人も増えてきました。そこで、低グレードから高グレードまでわんさかあって一日では遊びつくせないくらい登りごたえのあるクライミングジムウォルラスをご紹介します。
Contents
ウォルラスの名前の由来
クライミングジムとしてはちょっと意外なセイウチを名前にしたお店、それがウォルラス。
なぜこの名前にしたのかをオーナーのまっすーさんに聞いてみると、「I Am the Walrus」というビートルズの楽曲からヒントをもらったのだそう。
第一候補の名前はオアシスの曲名である「Wonderwall(ワンダーウォール)」だったのだそうですが、すでにその名前のクライミングジムが存在していたのだといいます。
因みに、そのオアシスの曲もジョージ・ハリスンの「Wonderwall Music」にインスパイアされているというのだから、世界はこうやって回っているのだなと感じました。
まわる~ま~わる~よ、時代~はまわる~。
それは中島みゆきですね。
ボリューム感たっぷりの壁
(1)強傾斜のWAVE壁
受付をすませて店内に入ると、真正面にある強傾斜のWAVE壁が睨みをきかせてきます。
登れるものなら登ってみろと言わんばかりの強傾斜。
「どっかぶりにビビっていたら、男に生まれた意味がない」と誰かが言っていました。ジェンダーレスの今の時代、あんまり男とか女とか関係ないと思いますが、どうせビビるならトライしてからにしようと思ってお触り。
動画はコーディネーション課題の初段。大きなボテを取りにいくところが最大の核心で、上部にも一か所悪いところがあります。
コンプレッションでボテを抑えにいったり、トゥフックで距離を出したりといろいろな内容が詰まっていました。
130度くらいの傾斜があるので、それだけで保持力と体を引き付ける背中の力を使わされます。
1級は保持力を要求されるオーソドックスな課題だったので、トレーニングにちょうどいいでしょう。
右のカンテぎわにある二段も触ってみましたが、ジャミングをする面白い課題でした。一筋縄ではいかないところがウォルラスの課題といったところ。
この壁には三段まであるので、一日で登りつくすのはかなりの強者といえますね。
(2)薄かぶりのSTEEP壁
強傾斜の隣にあるのが115度くらいの傾斜の壁。
掴んで悪し、足を置いて悪しな課題が多い薄被りですね。外岩でもこれくらいの傾斜が多いので、対応できるようにしておきたいところ。薄被りは足の使い方と繊細さの両方を求められることが多くなってきます。この壁も例にもれず足置きやホールドの効かせ方が面白い課題ばかりでした。
この壁のおすすめは赤いホールドで構成された課題と緑のホールドで作られた課題。どちらも2級となっています。
体の使い方やホールドの効かせ方がなかなかシビアで面白かったですね。
(3)垂壁とスラブのCONCEPT壁
私が個人的にウォルラスで最も難しいと思っているのが、CONCEPT壁です。
多くのジムで、垂壁とスラブは初心者講習などを行う際に使われると思います。そのため、初心者が登りやすい課題が多いイメージのある人も多いことでしょう。
しかし、ウォルラスの垂壁とスラブはかなりしまっております。バッチこいって感じ。
小川山にある不可能スラブの伴奏者(四段)を登った人が常連さんにいるので、おそらくその人が楽しめるようになっているのでしょう。
そのため、初段などの高グレードは息を飲みます。なんとか上部まで登っていけたとしても、「踏めてないからゴールに出られない」とはるか遠くにあるトップホールドを見上げることは数えられないくらいありました。
しかし、それがスラブの醍醐味。恐怖心に打ち勝ってこそスラブの勝者になれます。トップホールドをとれたとき、自分の足元を見て「いい靴だな~」と実感できるわけですね。
個人的におすすめだと思ったのは、垂壁にあるsimpl.のボテで構成された青い課題の2級。
ボテの効かせ方を見つけるのにてこずりました。
(4)立体的な3D壁
ウォルラスにはユニークな立体的な壁も存在します。それが3D壁。
壁が二段になっているので、下から上部の壁に出てくるところにエッセンスが詰まっている課題が多いです。
飛んだり跳ねたりする課題が多いのはこの壁という印象。
ダブルダイノからトリプルダイノ、クワトロダイノとコーディネーションといわれるものは世間的にどんどん進化していっていますが、どこまで飛んで行ってしまうのでしょうか。
とはいえ、ウォルラスにはそんな課題ばかりあるわけではなく、クラシカルな課題もしっかりと用意されています。
初段を登りましたが、フィジカルの強さを求められて、面白い課題でした。
ボリュームが多い印象があるかもしれませんが、しっかりとカチを握らないといけない課題もあってバランスが取れていると思います。
月一でのホールド替えとBJCのルートセッター
(1)月一のホールド替え
ウォルラスで今回始めたのが、月一でのホールド替え。まぶし壁以外の壁を毎月新しくしていくということで、その一発目に遊びにいってきたわけです。
今回のゲストセッターは公式戦でも活躍している藤原佑樹さんとクライミングジムZEROの人気セッター志田拓夢さん、UnitedやFloatinなどのV16課題の開拓を行った村井隆一さんとなっていました。
彼らの課題を触れるのも3月21日までとなっているので、早めに遊びに行ってみることをおすすめします。
(2)ヤンキーの愛称で親しまれるルートセッター
見た目の雰囲気から「ヤンキー」と言われているのが、ルートセッターの坂本裕樹さん。
近年では、BJCのセットを務めていたことでも知られていることでしょう。実は彼、ウォルラスに所属しているクライマー。
店頭に立って受付を行っていることもあるので、勤務日を狙って遊びに行ってみるといいかもしれません。
ヤンキー出勤日は一緒にセッションが行えるので、強くなりたい人はぶつかり稽古を挑んでみるといいかもしれません。めちゃくちゃ強いです。
ごっつぁんです!
(3)Namikaze BAGS
主に九州で展開されているNamikaze BAGSというブランドをご存じでしょうか。ハンドメイドで制作された一点ものの商品を販売しているメーカー。チョークバッグやTシャツなどを売っています。
その商品がウォルラスの店頭に置いてあるので、気になる人は遊びに行ったときに手に取ってみるといいかもしれません。
自転車のハンドル部分に着けることができる設計になっているので、チョークバッグとしてではなく、小物入れとしても使うことができます。
まとめ
今回遊びに行ってきたのは埼玉県久喜市鷲宮にあるウォルラス。営業時間は月曜日~金曜日が13時~22時まで。土日祝日が10時~20時となっています。
因みに、私はウォルラスのコンペに参加したことがあり、その時に知り合いから写真をいただきました。いい写真なので載せておきます。
Climbing Gym Walrus のホームページはこちら
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A.捨ててしまう
B.リペアしてもらう
もちろんこちらに関してはA/Bどちらの選択でも問題ありませんが、なるべくならBを選択してもらいたいです。クライミングシューズのリソールは可能です。
あまりにもアッパーの状態が悪ければ捨ててしまっても良いのですが、アッパーの状態が良くてまだまだ履けそうであれば、ソール交換を施すことが可能になります。
是非ともこの機会に自分のお好みのラバーを使用してソール交換をしてみませんか?
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