クライミングシューズリペアについての注意点及び、ソールリペアの必要性について【2023年10月版】
クライミングシューズ修理についてですが、おそらく多くのクライマーはクライミングシューズのリソールは出来ないと思っているのではないでしょうか?
「クライミングシューズは履き捨てだと思っていた」
「爪先に穴が開いてしまった・・・どうしよう」
「マジックテープの接着が弱くなった・・・」
「紐が切れてしまった・・・」
安心してください!
そんなお悩みはこちらの記事を読めば、すぐに解決してくれます!
「クライミングシューズは修理が可能です!」
「クライミングシューズの爪先に穴が開いても大丈夫です!」
「マジックテープの交換も可能です!」
「紐の交換も可能です!」
それでは実際にクライミングシューズはどのような修理が出来て、リペアをする際はどのような点に注意をすればよいかを見ていきましょう!
Contents
クライミングシューズ修理【オールソール交換】
ソール交換には2種類の修理方法があります。
「オールソール交換」と「ソール交換 1/2」になります。
「オールソール交換」は名前の通り、すべてのソールを交換していく修理方法になります。
ファイブテン ハイアングル
テナヤ オアシ
スカルパ インスティンクトVSR
当店はクライミング・登山靴・ブーツ修理専門店です!
クライミングシューズの料金表になります。
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クライミングシューズ修理【1/2ソール交換】
「ソール交換 1/2」の修理になります。
前面のタイプは真ん中から1/2、前後に分かれているタイプは前半分の交換になります。
ファイブテン ドラゴンレースアップ
浅草クライミング
スポルティバ テスタロッサ
オールソール交換が出来ないタイプ
クライミングシューズのソール交換について、靴の形状によりオールソール交換が出来ないタイプのクライミングシューズもありますのでご注意ください!
踵部分が特殊なラバーで覆われているタイプのクライミングシューズは前半分のソール交換になります。
ヒール加工について
オールソール交換が出来ないタイプでも現状のラバーの上からラバーを取り付ける方法であればソールを取り付けることが可能になります。
例えば、スクワマのように踵部分に特殊なラバーで覆われているタイプなどは写真のようにラバーを取り付けていく修理は可能です!
踵部分にラバーを取り付けた修理例
オールソール交換のヒール加工について
ヒールラバーの上に薄いゴム(黄色のゴム)が巻いてあるタイプなどの靴についてですが、古いソールを取り除いた後に薄いラバーの上からソールを取り付けていきます。
赤のラインにソールを取り付けていきます!
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ノーエッジのリソールについて
「マーヴェリック」「ジーニアス」「フューチュラ」「スピードスター」「ヘイワイヤー」のリソールはノーエッジにて対応をしていきます。
フューチュラのリソールを見ていきましょう!
エッジ付きからノーエッジへカスタム
エッジ付きの靴からノーエッジへカスタムをすることが可能です!
こちらはどのようにカスタムしたいのかの指示をお願いします。
基本タイプ
「マーヴェリック」「ジーニアス」「フューチュラ」「スピードスター」のように形状が決まっているタイプ
オリジナルタイプ
甲部に巻き上げる形状を自分自身で決めることが可能になります。
どのように取り付けるかを専用の用紙に記入をして指示をしていただきます。
スクワマのリソールについて
ソールの底面にあるスリットですが、同じようにスリット入りでの仕上がりになります。
爪先ラバー補強について
爪先部分に穴が開いてしまった場合でも爪先補強を施すことが可能になります。
爪先ラバー補強については、段差をなくすタイプと段差があるタイプの2通りから選択が可能です。
それでは実際にどのような形状になるかを見ていきましょう!
段差無タイプ
段差無タイプは爪先部分のラバーを取り除いてから、爪先に段差が出ないように修理を施していきます。
仕上がりはきれいに仕上がりますが、靴を使用をしていくうちにつなぎ目から剥がれを起こす可能性もあります。
段差有タイプ
こちらは穴が開いている上からラバーを取り付けていきますので、段差無しよりも強度があるのかと考えております。
ただしこちらのタイプは補修の跡が目立ってしまいます。
スクワマの爪先に大きな穴が開いてしまった場合
Before
After
使用可能なソールについて
クライミングシューズ修理に使用可能なソールですが、3つのブランドのソールから選択が可能です。
詳しくはこちらからご覧ください!
↓ ↓ ↓
中ジワについて
靴の中についてしまった「中ジワ」ですが、こちらについてはソール交換を施しても中ジワを取り除くことはできません。
修理を出す前に事前に確認をお願いします!
リソール後の履き心地について
リソール後、足を入れると若干以前よりも窮屈に感じるかもしれません。
こちらは靴が小さくなってしまったからではなく、木型を使用しての靴を圧着しておりますので履いてしまえば元の通りに戻っていきます。
クライミングシューズを修理に出す際の注意点!
シューズの汚れはなるべく落としてからお出し下さい!
靴の丸洗いは革や生地を傷める可能性がありますので、修理を出す直前での丸洗いはお避け下さい。
修理を出す際はシューズ袋やカラビナ等はお客様自身で保管をお願いします。
ソールリペアの必要性とは!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
以上のようにクライミングシューズは修理が可能になります。
最近ではクライミングシューズの単価も¥20,000-前後が多くなっていますので、履きなれたクライミングシューズをリペアすることで新たに靴が生まれ変わります。
リペアに関してはアッパー部分が損傷するまでは問題ソール交換は可能になります。
差額¥37,620-
お金に換算すると上記のようになりますが、もっと多くのクライマーの方に「クライミングシューズはリペアが可能なんだ」ということを知ってもらいたいです!
今までの常識では「クライミングシューズを修理すると性能が落ちる」と言われておりましたが、現在においてはクライミングリペアの技術が飛躍的に発達して、多くのクライマーから「クライミングシューズのリペアをしたら、今まで以上に履きやすくなった!!」というお声をたくさんいただいております!
今までクライミングシューズの修理を知らなかった、多くのクライマーの方に「リペア」の必要性を知っていただければと思っています。
3つのブランドから様々なソールが出ていますので、既存のラバーとは違ったラバーを取り付けることで、自分好みの1足にすることが可能です。
この機会に是非共、「クライミングシューズリペア」をご利用ください!
当店はクライミング・登山靴・ブーツ修理専門店です!
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