ラバーコートキットで自分好みのクライミングシューズにカスタマイズ!
フリークライミングにおいて、チョークとシューズは無視することのできない大切な道具。特に高難易度のボルダー課題をトライするときは、左右で違うシューズを履くこともあるほど、登攀能力に影響がでてくる部分。特に最近は、トゥフックなどを用いてテクニカルに登らせる課題が増えてきました。
シューズの効きが悪いと、トライ回数が増えてしまってイライラすることも。そこでマイシューズにラバーコートを施し、自分好みにカスタマイズすることができれば、イライラの解消に役立ちます。
そこで今回は、ラバーコートセットを使って、自分で靴をカスタマイズしてみました。
Contents
ラバーコートセットの中身
ナカダ商会から販売されているラバーコートセットになります。中身はこんな感じ。
●クライミング用ソール粉 20g
(VibramかUNPALARRELから選択可能です)
●接着剤 120g
●接着剤用刷毛 2本
●マスキングテープ 1個
●プラスティックヘラ 1個
●木棒 2本
●ディスポカップ 1個
●接着剤落とし用クレープ 1個
●取扱い説明書 2枚
上記の品物が箱に入って1セットになります。
こちらのセットで2足分のラバーコートが可能になります。
(※取り付ける大きさにより1足の場合もあります)
自分でラバーコートを行う手順
ラバーコートセットの中身が分かったところで、ラバーコートの具体的なやり方をご紹介します。
シューズのしわを伸ばす
まずはシューズの中に新聞紙などを丸めて入れ、アッパー部分のしわを伸ばします。これが結構大切な工程。ラバーコートを塗っているときにシューズにしわができてしまっていると、均等にゴムを塗っていくことができなくなります。そのため、面倒くさがらずに必ず行いましょう。
シューキーパーなどがあれば、それを使ってみてもいいでしょう。
シューズの汚れを落とす
シューズのしわを伸ばしたら、アッパー部分の汚れを落としていきます。
クライミングシューズはチョークでトゥ部分が白く汚れていることがほとんどでしょう。このまま接着剤を使用してゴムを塗っていっても、汚れが邪魔をしてくっついてくれません。そのため、刷毛で汚れを落としていきましょう。
さらに、中性洗剤でラバーコートを行う部分を洗ってください。食器用洗剤が中性洗剤だと思ってもらって差し支えないでしょう。これで、完全に汚れを落としきります。
十分きれいになったと思ったら、タオルで水気をよくふき取ってください。
ラバーコートを行う部分にマスキング
今度は、ラバーコートを行う部分を囲むようにマスキングしていきましょう。きれいな見た目にしたい人は手を抜いてはいけない部分になります。
重要なことは2週巻くことです。
1週ぐるっと巻き終えたら、その上から2週目を巻いてください。
1週だけで十分だと思うなかれ。2度塗りをするので、2週必要というわけです。
接着剤を塗布
下準備ができたら、ラバーコートを塗る作業に入ります。
まずは、下地として接着剤をマスキングテープで囲った内側に塗っていきましょう。
薄く延ばすように塗るよりも、思いっきり塗ってしまっていいかもしれません。案外、早めに固まってきてしまいます。
カップにゴム粉と接着剤を入れかき混ぜる
今度は、カップにゴム粉と接着剤を入れ、よくかき混ぜていきます。ゴム粉は7gほどで左右のシューズに塗ることができます。専用のカップに入れた場合、2cmよりも若干少ない程度の量で十分です。
接着剤は粘度が高いので、しっかりとかき混ぜましょう。ペースト状になればOKです。
1回目の塗布
準備が整ったら、シューズに塗っていきましょう。
薄く均一に塗ることが大切なので、専用のヘラで伸ばしていきます。
コツとしては、ここで時間をかけないこと。接着剤が乾燥してくると、ゴム粉がだまになって薄く塗ることができなくなってきます。そのため、とにかく素早く塗り、1枚目のマスキングテープをはがしてアウトラインを整えます。
マスキングテープを剥がすとき、けば立つような感じになるので簡単に処理しましょう。
15分間乾燥させて、2度塗り
接着剤は乾燥が早く、15分もたてば表面のべたべた感はなくなります。そこで、2度塗りを行います。
1度塗りの部分は安定していると思いますが、強くヘラでこするとボロッとめくれてしまうことがあるので、力加減には気をつけてください。
また、塗り終わったらすぐにマスキングテープを剥がしましょう。取れなくなることがあるので、注意してください。
完成した見た目はこんな感じ。
十分乾燥させましょう
2度塗りまで終わったら、あとは十分乾燥させるだけです。
使用後のカップは紙などでゴム粉や接着剤をふき取っておくと、2回目も使用することができます。ブラシは溶剤につけないと固まってしまうので、注意してください。
まとめ
フリクション性能ヨシの使用感
早速ジムで履いて使ってみました。
アッパーの部分をゴムで固めているので、足入れがしにくくなっているかもと思いましたが、そんなことはありませんでした。
既存のラバーシートでトゥフックをかけるよりも効きますね。とくにボテにフックをかけたときは、ラバーコートがくいついている感覚がありました。
因みに、このラバーコートセットは1足分ということですが、自分の場合は結構余りました。そのため、もう1足くらいはラバーコートができそうなので、また試してみようと思います。
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A.捨ててしまう
B.リペアしてもらう
もちろんこちらに関してはA/Bどちらの選択でも問題ありませんが、なるべくならBを選択してもらいたいです。クライミングシューズのリソールは可能です。
あまりにもアッパーの状態が悪ければ捨ててしまっても良いのですが、アッパーの状態が良くてまだまだ履けそうであれば、ソール交換を施すことが可能になります。
是非ともこの機会に自分のお好みのラバーを使用してソール交換をしてみませんか?
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